何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
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2008/08/30 (Sat) とある前夜に



 なんかこう、明るい話をちょこちょこ書いてると、むらっと暗い話が書きたくなります。
てなことで、追記に饗庭局×大蔵卿局 暗いというかなんと言うか。ちょいとばかし百合色なのでご注意ください。




 赤々燃え盛るあの城で焼きついた鎧を纏う背中は、どれほど経とうとも色褪せることなく。
 父さん、あなたは私の誇りだよ今も、昔もこれからも。



 だから、あのさ、父さん、



 柔らかな腿が、夢から覚めたばかりの意識に飛び込んでくるなんて何て幸せものだろうね私は。ゆっくりと、現に染み出す感覚に頭を馴染ませながら、幸いにすぎる今の状況に笑わざるをえないよ。
「何を笑っているのですか、貴女は」
「んー、幸せだなぁって思ってさ」
「わけが分かりません」
「あはは、ごめんよ。お袖の太股は柔らかいなぁ」
「ああ、そうですか」
 つまらないなぁ、昔はもうちょっと顔を赤くして反応してくれたのに。
淡々冷静に返される言葉に軽く肩を竦めてああそうだ、でも本当だからねお袖の太股が柔らかいっていうのは。ごろんとばかりに、腿の上で仰向けに寝返ってみれば、薄ら灯された蝋燭に浮かびあがる愛しい顔があるからさ両目を眇めてみせた。
 もしかしたら私はまだ、現に帰りきれていないのかもしれない。
余りに幸せな今この時に、歪なほどに軋んでしまう心臓が確かに存在しているんだよ。私の中に、こんなにも幸せだというのにいやそもそも、幸せということ自体よくよく考えると歪んでいるのかもね。
「お袖」
「何ですか」
「お袖」
「だから……」
「何でもないよ」
 やった、少しだけ君の眉を顰めさせられた私の勝ちだ。
もう一度、何でもないよと口にしよう眇めた両目を薄らとざして。君の所在無く放られた手を頬へと寄せて。何でもないよ本当に、何でもないんだ。例え、今日の戦いで大坂方が大きな打撃を受けていたのだとしても、私の大切な息子が戦死していたとしても、明日恐らくきっと、私と君の命は無いのだとしても。何でもないんだ、今歪なほどの幸いがこの身を満たしているのだから。
 お袖、お袖、お袖。
「私は今、凄く幸せなんだ」
 君と死せる幸い。
 今はただ、それだけに微睡もう。現に帰ることなんて出来やしないさ。




 始めからずっとね。




 父さん、
残念だったね私もそっちへ行くよ。貴方と共に戦えなかったあの日から随分経ってしまったけど、さ。












 あれ…饗庭さん、病んできた…?(ああああ)



 



 
 
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