何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
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2008/09/27 (Sat) しらゆきひめ



 今日、別で頼んでた人物叢書の方のえけーさんの本が届いたんで、取り敢えずPHP文庫はおいといてそっち読んでました。先に前知識付けといた方が良いかなぁと。とりあえず、えけーさんのお母さん、銀山城が落城した時に亡くなってなかったんです、ね…!てっきり亡くなったものと…(勝手に殺すな) ネットだけじゃ知り得なかったことなんで、やっぱり本とかでちゃんと知ろうとしなくちゃ駄目なんだなぁとか改めて痛感しました。まぁ、それは置いときまして(…) ちょっと前に書いたえけーさんのSSS崩れで、師匠の恵心さんを割とお爺ちゃんな感覚で書いてたんです、が!あの時点じゃまだ結構若かったことが判明しまして、えええええな気持ちです。32歳の師匠と16歳の弟子って、何だその美味しすぎる年齢差は。隆景←えけーさんも良いけど、恵心さん×えけーさんも良いんじゃね?と思った私はちょっと壁に頭ぶつけてきます。
 この恵心さん、毛利家の菩提寺の住持やってたり、隆元のお悩み相談を受けてたり、隆元の菩提を弔うための寺の開基に任じられてたり、毛利家と大分縁が深くて、ほえーと。あとは、外交僧として奔走してたりもして、何か凄い人でした。というか、京都五山の一つに当たる寺で幅利かせてる時点で凄いのだけど。えけーさんも、凄い師匠持ったよ。初対面のえけーさんに、行き成り難しい禅問答ふっかけて、それにさらっとえけーさんが答えたら、「馬鹿者ぉおお!今まで覚えたこと全部忘れろ!でなくば、大事なことは学べんぞぉお!(超意訳)」とか言う人、凄い以外の何ものでもないんだゼ!←


 そんでもって、まったく関係無いんですが、ちょっとこの前 a/r/t/h/u/r/ の「しらゆきひめ」を聞いたら、これ饗庭さん×大蔵さんっぽいんじゃねぇのと← 「悩める魂なんて、私が食べてあげるさ」とか、饗庭さんに言わせてぇえええ!聞いてる内にむらっときてしまったので、追記に饗庭局×大蔵卿局でSSS崩れをば…。百合注意報なので、苦手な方はお気を付け下さい。




 我ながら、何をしているのだろうね。
清水屋敷の庭で、木を背に一人機を伺っているなんて母さんに見られたら爆笑ものだよ本当。あの蔵屋祖母さんの孫娘が、こんな所でうだうだと、情けないことこの上無い。それでも、仕方が無いんだ、私には恥を捨て飛び込んでいくだけの覚悟が生え育っていないんだ少しだけ待ってくれ、今深呼吸をするから。肺を、涼やかな空気で満たそうその全てを吐きだそう。騒がしかった蝉の喚きもひっそり息を潜め出したこの頃は余りにも静やかにすぎて、こんな呼吸一つにしても彼女に気取られてしまいそうでまた、私は木の陰から彼女の姿を確かめる。
 ちらりと、だけ、爪が手のひらへ食い込むぐらい花の茎ごと拳を握りながら。
「………あれ…」
 おかしいな。どうして濡れ縁に彼女一人しか座っていないんだ、確かにさっきまで隣にいた筈じゃ。
「鷺」
「……………………おやおや」
「さっきからそんなところで、何をしているの?」
 姫様が、彼女の隣にいた筈だというのにどうして、今その姫様は私の腰までしかない小さな体を木陰から覗かせているのだろうね。うん、簡単な話だ。あっちから、こっちにきた、それだけのこと。
 それだけのこと、なのだけど。
「み、……見張り番さ!」
 困ったよ、すごく困った。山で摘んだ花を握る手を、素早く背中へ隠すけどね、私はこの愛らしい顔をした姫様の目ざとさを甘くみるつもりは無い。聡い上に目聡い姫様なんて、我ながら自慢の姫様だよと言えただろうね、こんな状況でなかったならば。いや、こんな状況であっても私は言うよ、我ながら自慢の姫様だって。
「お花を、持って?」
 ちょっと、涙声になってしまうだろうけど。
こんな予定ではなかった。もっと、こう、彼女と姫様がいるところを狙って、ふざけた感じで渡すつもりだったんだ。それなのに、こんな風に先手を取られてしまうと凄まじく居心地が悪いものなんだね学んだ、私は今学んださ!
「そう、お花を持ってだよ!それより、どうしたんだい、姫様。小袖の傍を離れたりしたら、いけないだろう?」
「うん、……でも、小袖、つかれてたみたいで……」
「みたいで?」
 何となく、出来てしまった予想に頭を軽く掻く。いくら気力が人並み外れの彼女でも、人間だ。疲れがたまれば、そう、
 姫様が細い首を小さく傾けた。
「寝ちゃった」
 うつらうつらもくるだろう。
何しろ、蝉の喚きも息を潜めざわざわさわさわ木々を鳴らす風は清涼この一言に尽きる時節なのだから。少しだけ、喉を鳴らそうか、唇の片端微苦笑につりあげて、我ながら、どうしようもない一人相撲をこの木陰でしていたわけだ。こりゃ、母さんに知れたら爆笑どころか、笑い死にをさせてしまうよ。
 濡れ縁で一人座りながら眠る彼女ああでもいっそ、ちらり花へ目を落として零すのはやはり微苦笑。いっそ、ふんぎりというものがついたのかもしれない。
「それじゃあ姫様、起きた小袖が喜ぶものを置きに行こうか」
「もしかして、そのお花?」
「そう、さすが姫様だ。きっと小袖の疲れも吹き飛ぶさ」
 幼い顔をはにかむ笑顔で染める、愛らしいここに極まれりな姫様の小さな手をとり木陰から清澄な陽射しのまかれた場所へ出よう。そっとね、足音を潜めて眠る彼女を起こしてしまわないように。姫様と二人、しー、なんてお互い人差し指を唇へあてがってすぐ傍はもう、彼女の眠る濡れ縁さ。
 私の手、ずっと握り締めていたせいでしんなりきてしまっていないか心配な花を、そっと離し指先で触れてみた彼女の手。触れて、なぞって、それだけで壊れてしまいそうな心臓を一体どうしたものか。
「鷺?」
 彼女の隣に行儀良く腰かけた不思議そうな姫様へ、ごめんごめんと笑いかけて当たり前さ、姫様に言えるわけもない。なぞった手へ、花を握らせた。こうまでしても起きないなんて、よっぽどお疲れなんだなぁなんてぽつり浮かんだ思いの背後で囁く声を、果たして私はどうするべきか。囁く声、気づいてしまった瞬間に心臓がろっ骨の後ろで破裂してしまいそうになる。こんな時、すぐに顔へ血がのぼったりしない体質に感謝するしかないねでなくちゃ、首まで赤くなってしまっただろうから。
 囁く声は口にする、気づかれやしないよと。
「おや、姫様、ちょっと小袖の顔に塵がついてるみたいだ」
 少しぐらい、
姫様と小袖の間から小袖の顔を覗き込むようにすれば姫様からは、見えない、ああ本当に心臓が破裂してしまうその前に。



 口付けを、したって。
 気づかれやしないよ、なんて。

 
 ほら、やっぱり君は目覚めなかった。











 口腔を満たす赤い鉄の味は、愛らしい愛しい至高の首を抱く君のもの。心の蔵が壊れた君のもの。










 ほら、やっぱり君は目覚めなかった。
 
 
 














 過去~現在な、感じで繋げるのが好きみたいで、す…。毎度毎度変わり映えのしない演出でごめんなさい!饗庭さんは茶々の養育用の乳母になった15歳の時に、初めてまともに大蔵さんを見て、びびっと一目ぼれしてれば良いなぁな、脳内妄想です(…) あと、茶々に饗庭さんが敬語を使い始めるのは、茶々が現在の口調(~かえ、的な)になってからかな?な感じで!←


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