何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
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2008/10/19 (Sun) 紅葉


 ちょいと書きたくなってやらかしました、治徳+治安でSSS崩れ。
 今ちょっと、大野三兄弟妹が、熱い←


 



 撒かれる透きとおった陽射しに、赤い地面は良く映えた。
赤、だけではない。丁寧に作り込まれた内掛けのように、幾重にも緋に連なる色々が織り込まれ出来あがった色が、それこそが、眼前にひろがる光景なのだ。
「毎年のことながら、見事ですね、兄上」
 一つ、また一つ、木の枝から葉が一枚落ちる度に、その色彩を増してゆく庭を眺めることを止める。肩越し、投げかけられた柔らかな声に私は。誰の声であるのかそのようなこと、今更誰何するまでもなく幼き頃から聞き慣れたものなのだ。ああだから、そう、ゆうるく唇を笑みに染め振り返る。
「冷えるだろう。もう起きあがっても大丈夫なのか」
 肩掛けを、着流した小袖の上へ纏う線の細い少年がいる。私が物心付き始めた頃に生まれたその弟は、顔立ちこそ父上に似通っていようとも性質そのものは母上からそっくり頂いているに違いないと、私は信じて疑わない。似ているのだ。記憶の中、日々朧げになってゆく母上の面影ではない、決して消えゆくことのない母上の纏っていらした雰囲気とでも言うべきか空気とでも言うべきか、そんなものをこうして弟と言葉を交わす度、残滓が教えてくる。記憶の残滓が囁いてくる。まさに母上のようだと。
 血管すら透けて見える青白い手で肩掛けを押さえた弟は、物音を控えた歩みで私の隣へと立った。丁度、拳一つ分ほど小さい。
「大丈夫です。少し休んだら、大分良くなりましたから」
「そうとは言っても余り無理はするな、また寝込むはめになるぞ。前もそんなことを言って熱を出していただろう」
「ふふ、兄上は手厳しい。でも、勿体なくって」
 冬が少しずつ、目を覚まし始めた今ではもう、頬をなぞる風に温かみは無い。寒いと言うほどのものではないが、病みあがりの上、体の弱さまで母上から譲りうけてしまった弥十郎には堪えるはずだ。その証拠にほら、青白い肌の中で唯一頬が薄ら赤くなっているではないか。
「弥十郎、やはり寝所に戻…」
「横になったまま、この風景を眺めているだけなのは」
 視界の片隅ではらりまた、色が増した。私の映り込むことの無い弥十郎の瞳孔でも、同じことが起きているのだろうはらりと葉が落ち、緋に連なる濃淡が織り作られ延々と延々と。
「光が少しだけ、射しているんです」
 延々と、
「光を目で辿ると、障子の隙間から真赤な紅葉が見えて……」
 はらりはらりはらり。
「じっとなんて、していられませんでした」
 悟った。違う。
弟は、私と同じものを眺めてはいない弟の瞳孔の中ではもっと違う、もっと、鮮やかな、それこそ臓腑から震えが駆けのぼってくるようなそんな、
「だから兄上、もう少しだけで良いんです」
 憧憬と願望と意志とが溢れる世界に満ちている。
「同じ場所に、立たせて下さい」
 弟を満たしている。
 緋に連なる憧憬と願望と、意志が。













 治安が病弱設定なのは、ちょいと頭の可哀相な経緯がありまして…。
治安(表記は治徳)が和平で人質になる時、乳母付きだったという記述を見かける→これ一つにしか書いてないし、どうだろうなぁと思いつつ、でも、もしも本当だったら何でなんだろうなぁと考える→(この間で思考が可哀相なことになる)→治安、病弱だったとかどうよ
 はい、何だかどうしようもない感じです(…) 
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