何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
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2009/03/27 (Fri) 夫婦




 むらっときてしまったので…追記に、治長と治長嫁をいちゃこらさせたかっただけの(…)SSS崩れをば。治長嫁の名前が不明なので、勝手に仮称として「萩」と命名しています。娘の葛葉と秋の七草繋がりな感じで。









「お前様」
 唐突だった。
萩に呼ばれ振り返った時にはもう、俺の視界は輪郭を曖昧にしていて理解する。目の前に鎮座するぼやけた妻の姿に正しくは、その手が持っている眼鏡に。奪われたのだと、眼鏡を。両目を楽しげに細め微笑んでいる様をこう見てしまうと、叱るだとか苦言を呈するだとかそんなものが欠片も沸き上がってこずに不思議だとは、思わない。俺の妻は、そんな女だ。
「見えないぞ、萩」
「私は良く見えまする。お前様の顔が」
 俺の眼鏡の手に、しげしげと覗き込んでくる萩の顔はやはりはっきりとは見えない。微笑んでいるということだけが薄ぼんやりと分かるだけで、正直少しだけ、悔しいかもしれない。眼鏡を取られたことがではなく、萩は、しっかりと俺の顔を見ることが出来るというのに、
 片頬を苦笑交じりにつり上げる。
「どんな顔をしている、俺は」
 俺は、何も遮るもののない目で妻をしかと見てやることが出来ない。それが少しだけ、悔しい。
じっと、きっとはっきりと見えたのならどこまでも真剣な面差をしているのだろうな、そんな気配を余すことなく漂わせ見つめてきていた萩は小首を傾ける。ふわりと、唇へ笑みをさして。
「お前様の顔で御座います」
 両頬を微か、つり上げた。
「それもそうか」
「はい、そうで御座います」
 眼鏡は容易く手元へ戻り、振り返っていた顔もまた前へと戻す。
解いていた俺の髪を、再び梳き始めた萩の手つきは常と変わることなど無く欠伸を少しだけ、噛み殺した。


 幸せだったと、思い知らされる。
 妻の似姿を、指でなぞった。











 治長嫁がまだ元気だった頃イメージで。
 治長と治長嫁が砂浜で、捕まえてごらんなさぁい☆のきゃっきゃうふふをしていても、許す← むしろ、してくれ思う存分。
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