何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
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2009/06/06 (Sat) 赤化粧




 何となく、糺と津田出雲守さんでSSS崩れをば。
津田さんは、冬の陣が始まる三年ほど前に、薩摩から来た牢人らしき人達六人に殺されてしまった人です。津田さんが深手を負った所へ駆けつけたのが糺で、六人中三人を殺害し、残り三人に手傷を負わせ追い払いました。津田さんの手当てを糺は行いましたが、結局津田さんは城へ戻った所で亡くなってしまいます。
 そんなこんなで、その辺りな感じで。





 






 死が怖い。


 ぬめる赤が、掌を隙間なく埋めていく。
脱ぎ捨てた小袖を何重に巻き付けようとも、腹から絶え間なく噴き出す赤に染められてしまう。元々浅黄色をした小袖だったはずよこんな気味の悪い赤色では無かったわ。
 まだ夏は遠い先であるのに何でよどうしてよ、熱い。呼吸が乱れる浅くなる小袖を巻き付ける指先が震えてしまう。頬を伝った汗が一粒、顎を伝い落ちた。
「……ああ、おい、権兵衛」
「何よ、喋るんじゃないわよ死ぬわよ」
「おめぇ……」
 伝い落ちた汗を色あせた瞼で受け止めたあいつが薄く、白濁している目をひらく。掠れたその声が耳触りなのよ止めなさいよ黙りなさいよ途切れ途切れに絞りだされる声が堪らなく、嫌。
 頬に触れた、その手の甲も。
「赤い化粧、……良く似合うなぁ……」
 顔面へ叩きつけられた赤い飛沫の一体どこが化粧であるのか、鉄錆の腐臭を漂わせる頬を釣り上げてやった。何て品の無い化粧だことあんな連中の赤に彩られた、顔なんて。
 なれど似合うとあんたが言うのなら。
「それなら、もっとちゃんと見なさいよ」
 そんな虚ろな目じゃなくて。


 死が怖い。
 あたしへ植えつけられた、小さな種。









 津田さんの一件が、糺にとって初めて、身近な人間が他人の手で奪われた事件なのかなぁと。鴫野の話は書いちゃいましたが、ちょいちょい津田さんの一件を、糺が敵を前に逃げたことに絡めていけたらなと思います。



 
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