何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2009/09/26 (Sat) 九月一日の幻想


 もう大分小谷城の落城した九月一日は過ぎてしまいましたが、まだ九月中ということで、微妙に本当に微妙に、それに絡んだ饗庭局×大蔵卿局でSSS崩れを追記へ放ってみます。百合要素大いにありなので、苦手な方はご注意下さい。
 小谷落城~北ノ庄落城までの間という具合で。









 掻き抱いた躯はあまりにもか細くて、呼吸が出来なくなった。




 君の姿を見つけて、一人佇む君の姿がそこにはあって朽ちた葉が空っぽの音をたてていてだから、私は、君の腕を引いたんだ。
「………何事です」
 憮然とした声が、君の顔を埋めさせた胸を震わせる。
細い、本当に、か細い、だからなのかな早まる鼓動がまるで急き立ててくるかのようで掻き抱く腕に、無暗やたらと力ばかりが籠もる。繊細な肩へ首へ顔を埋めた微かな香りが鼻腔を撫でた。
「今日の香は白檀かな。良い香りだ」
「どうでも宜しい。何事ですと、私は貴女へ問うたのですよ」
「さぁ、何だろう」
「良い加減に……」
 腕へ、力を。
君の首筋へ顔を埋めるまま瞼をとざそうじっと、そのまま、少しだけいさせておくれ少しだけで良いんだ本当に、少しだけで。身じろぎという抵抗はいつの間にか消え失せ腕の中、収まる君の呼気へ耳を澄ます。吸って、吐いて、繰り返し繰り返し君の呼吸を合せているとまるでこのまま一つの生き物にでもなれそうだ。いっそ、君と私はもともと一つだったんだよとでも言ってみたらどうだろうああ駄目だ、一つの体じゃ姫様のお世話が大変でしょうとでも切り返されそうだそういう人だもの、君は。
 だから私は、願い事を喉の奥へ隠すのさ。
「そろそろ人肌が恋しい季節じゃぁないか」
 代わりに喉を震わせるのは、他愛の無い戯言。
「今だけ、ですよ」
「それじゃぁ、大事にしないと」
 君はため息をつき私は、くつくつ喉を鳴らす。


 九月一日の幻想よ、どうかもう諦めてくれないか。
 そろそろ、泣きそうなんだ。


 嗚咽を笑いにすり替えた。












 小谷落城のトラウマに悩まされ続ける饗庭さんというイメージで書いたのですが、説明しないと伝わらないです、ね!(…) この二人は本当に、私の中だと二人で一つな人達です。小さい頃の茶々と饗庭さんと大蔵さんの三人がほのぼのしてる小説とか、どっかに無いものでしょうか。
スポンサーサイト

SSS | trackback(0) | comment(0) |


<<うっかり | TOP | 六角本その2>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://nanhaki.blog71.fc2.com/tb.php/518-5e94a88e

| TOP |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。