何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
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2010/06/18 (Fri) 砂でつくった奇跡です


 色んなとこに浮気してても、気付くと書きたくなってしまう又治。やっぱり好きなんだなぁ。
 追記にこそっと、物凄く短い又治でSSS崩れを。








 掠めた指先に喉奥が詰まった。
すべらかとはかけ離れたその手は無感情に揺れていて、ゆらゆらゆらゆら、縁から垂れさがる。枝毛を数え始めたならば一日かかっても終わらないだろう髪を散らし、小袖のはだけた胸元を緩やかに膨らませては萎ませを繰り返しているその男。笑うことなどロクに無い男の頬を掠めた指先は今、こめかみをなぞっている。常ならば露わにはならないそこへ刻まれた微かなおうとつに、両目をすがめる。銃痕か、矢でも掠めたか槍傷か。
 流れる風を胸へ流し込む。蝉は未だ鳴かずとも、夏の匂いを抱き始めた風の涼やかさが男の瞼を前髪を撫でていく。青々生い茂る名も知らない草の海が波うてば、ささらを擦るにも似た囁きが耳を掠めるから俺もまた瞼をとざすのだ。男の傍ら縁へ上躯を横たえる。すぐ目の前にある首筋にも、引き攣れた痕を見つけ指の腹で伝ってみた。
「よく、今まで生きてこれたものだ」
 奇跡なのかもしれない、これは。
 この男とこうして縁に寝転んでいる奇跡。

 指の隙間から零れ落ちていく奇跡だと、頭蓋の片隅が囁く。分かっていると、目をとじた。夏の匂いがした。













 時間軸が不明ですみません。又兵衛隠棲時代でも、大坂の役講和期間でもどちらでも。

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