何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
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2010/10/02 (Sat) ささやかな、ささやかな


 ふと書きたくなったので、追記に治長←治長嫁な話です。
 治長が精神的依存を嫁にするようになるよりも前の話。
 治長の嫁は出自が不明ですが、「大野治長夫人像」として残される肖像画と共に三名幅と称される肖像画はいずれも織田家の女性です(信長の妹とされるお犬の方、信長の娘である三の丸殿)ということで、治長嫁は織田家の女性なのではないか?という説が囁かれております。それによいしょと乗っかりつつ、妄想を加えまして(…) 治長の嫁は織田信包の娘ということで書いておりますので、宜しくお願いします。









 一つ、夢をみる。
 傍らの骨ばった指先に夢をみた。私は愛されているのかしら、なんて。
 小指の一本でも良いの私に頂戴。

 ずっと、我慢をしてきたのずっとずっとよ。
 ほら、清州のお城覚えてるかな――――


「まぁ、茶々姫様と大野殿に御座いますわ」
「ほんに仲の宜しいこと。ああして見目のよろしいお二人がいらっしゃると、まるでお人形のようで御座いますわねぇ」
 清州の城、侍女たちのさざめきに澄まし顔をしてる私の胸がどれほど焼き切れそうか誰も気づいていやしなかった。ああ、あんな光景を見てしまうのなら庭になんて出るのではなかった桜が見頃で御座いますよなんて侍女の言葉に乗せられるのではなかった。
 遠く、お茶々さんは弥三郎殿を連れ立ち歩いている。私に気付くことなんてなくはらり舞う花弁を手の平へ受け止め、何を口にしているのか聞こえはしない、けれどくるりうち掛けを捌きながら弥三郎殿を振り返って遠く、遠く、かろうじてどんなお顔をされているのか見てとれてしまう、距離。
 ああ、弥三郎殿は微笑んでいる。
 黒く濁った血が、躰を巡る手、足、指、首、眼球頭蓋唇、心臓。私はお茶々さんのことが好きよお優しい方だから。お優しくてお優しくて春の陽射しのような方でどうしようもないほど、酷い人なら良かったのに。冷酷で傲慢、そんな人だったのならば私は父上にお願いするの。
―――― 弥三郎殿を私に頂戴。
 きっと父上は叶えてくださるわ。弥三郎殿は私付きの人になってそれで、それからそれから。
「冷えたから、帰る」
 反吐が出そう。
 どうしようもない夢ばかりを繰り返す頭が気持ち悪いいっそ捨ててしまえれば良いのに。お茶々さんはお優しい人、私はあの方が好き。冷酷でも傲慢でもないお茶々さんが好きでそんなお茶々さんを守っている弥三郎殿が、私は、そうよ。
 肩にかかっていた桜を払う。
 どうしようもない、夢をみるの。



 傍らの指先へ触れたら少し震えた。
 変わらないのね貴方はずっとあれから十年以上経つというのに、独り胸の中へ零して気付く。あまりのおかしさに少し笑ったら、不思議そうに名前を呼ばれた。何でもありませぬと微笑んでその胸へ額を預ける。
 私もそうじゃないの十数年ずっとずっと、変わらないまま。けれど、変わったことを一つ挙げろというのなら少しは傲慢ではなくなったということかしら。あの頃私は全部が欲しかったのよ頭からつま先、髪の先。でも今は大丈夫分かっているから。腕も手も頭も顔も足も腹も臓腑まで全て、私のものではない。永劫、私のものになることはない。
 だから、小指一本。
 小指一本の夢を、私に頂戴。










 けれど治長が恋をしたのは、茶々ではなく治長嫁だったという妄想(…) それに気付いていない治長嫁。結婚当初はすれ違い夫婦で頼む。
 茶々への治長の感情は、恋をぽーんと飛び越えちゃってると良いです。嫁の方に恋をしているけれど、助けられるのが茶々か嫁の二者一択だったら、脊髄反射のレベルで茶々を選ぶ。みたいな。頭膿んでてすみません。


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