何か吐いてみる//
乙式、主に暇人干身がだらだらと萌えに任せて吐き出す場所です。創作戦国について主に吐き出しています。同人、腐要素、注意報常時発令中です。
--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2008/07/06 (Sun) 第二次お茶濁し作戦その五


 ふと我に帰ったんですが、 譜 代 衆 っ て 需 要 あ る ん で し ょ う か ?(それは聞いちゃ駄目だ) いや、でも、例え需要が無かったとしても、滾る気持ちはやっぱり発散しないと体に悪いんで!私は譜代衆に悶え続けます!←

五日目「居て当然の存在」



 片手に一本、もう片方の手に一本。
 手にした槍の重み。
「おい、内蔵助」
 顔の半分から首を経て抜き身にした片腕まで胸ごと包帯で巻いたこの男が、渡辺内蔵助糺だと信じられなかった。俺は、こいつのこんな創痍に塗れた姿を見たことが一度も無かった。ああ、畜生、本当は俺様がずっと、こいつをこんな姿になるまで叩きのめしてやりたかったのに。
「無様な姿晒しやがって、何だよそのザマは」
 城壁に寄りかかるままの内蔵助は、俺を横目にすら見やがらない。湿気を孕む空気に揺れる俺の髪先と同じ、内蔵助の奴の髪も揺れてそういえば、あいつの髪の毛が、短くなってるように感じるのは気のせいか。肩まであったはずのそれが、頬までになっているようなまるでこいつが、子供の頃のような。頭にいつも付けてる秀頼様から貰ったとかいう、紙で作った花の飾りも付けちゃいない。
「……無様だな。認める」
「くら……?」
 こいつ今、何て。
いつものカマ口調はどうしたんだよ、何でそんな、急にてめぇ。言おうとした、口が薄くひらいてまたとじて何だよくそ、喉の奥が絡まる。上手く、何もかもが出てこない。
「花は」
 結局解けたのは、これだけだ。
 いつもつけていやがる、秀頼様が紙で作った花の飾り。
「……花は、どうしたんだよ」
「預けてきた」
「は?」
「花も、全部、あの子に預けてきた」
 あの子。内蔵助が花を預ける、あの子。浮かぶのは一人しかいやしねぇ。
「それって、」
「あの子は、あの子だ。無粋なこと言わないでよ、弥一郎ちゃん?」
「うるせぇな。あー、畜生!妙な使うのはやっぱやめだ!」
「は?使ってたの?」
「黙ってろ!黙って」
 俺の両手に一本ずつ握られている槍、その内一本を迷いなく放った。内蔵助の、権兵衛の手元めがけ、放った。反射だったんだか何だか知らねぇけど、それをあいつがちゃんと受け取るのを確認する前に指先を突き付ける。
 そうだ、そもそも、これをしに俺様はここまで来たんだ。
「勝負しろ、権兵衛」
「権兵衛って、呼ぶなアホ」
「うるせ。さっさと構えろ」
 こいつが、怪我してるからとか、そんなこと俺様には関係無い。


 この夜が明けたら、全部が決まる。
 でもそんなこと、関係ねぇんだよ。


 俺様の手には槍、権兵衛の無事な方の手にも、槍。


「……しょうもないアホだよ、君はやっぱり」
 変わらない構えを見せてきやがる権兵衛の手にも、槍。
「御託は良いから、」
 俺達には、関係無い。
渡辺内蔵助糺が居る限り、泣き面かかせるまで挑み続ける俺様の勝ちだって、言ってやる。
「来いよ」
「泣きっ面、晒させてあげるよ」
「は!出来るもんならな!」
 てめぇが居る限り、



 権兵衛の足が、地面を蹴り上げた。



 てめぇが、居なくならない限り。









また、何だかお題から逸れてしまったような…!
道明寺の戦いで糺は大怪我したらしんで、包帯ぐるぐる巻きにしてみました。ここら辺の話は、ちゃんとSSSじゃなくて、ちゃんとした話でいつか書くつもりです(いつかっていつだ)(…)


 
スポンサーサイト

SSS | trackback(0) | comment(0) |


<<大野の次男(かもしれない人) | TOP | 第二次お茶濁し作戦その四>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://nanhaki.blog71.fc2.com/tb.php/88-33ec2ba3

| TOP |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。